C'est ma vie. シンプリスト凪

R45、凪の、暮らしと心のシンプルライフガイド。

本当のミニマリストとは何か?ミニマリストの「ブーム化」に物申す。

焼け野原からスタートした戦後日本の人々は、

以後、モノを持つことが、てっとり早く、分かりやすく、

自分の幸せを顕示する方法だったのかも知れません。
 

私もその価値観で育ってきた世代です。

けれども、生まれてこのかたずっと信じて疑わなかった、

モノがたくさんあることが幸せという価値観は、

ここ10年くらいで急速に崩れました。
 
ミニマリズムの台頭で、
今は持っていないことが自慢になる時代です。
 
一昔前なら、携帯電話を持ってない人なんて変人扱いでしたよね?
え?あなた携帯無いの?連絡取りづら~いと、周囲からブーイングされていたはず。
 
それが今や、携帯電話やスマホを持たず生きる一握りの人がカリスマと化して、
それを持たずには生きられない人たちが崇め奉っています。
 
極わずかなモノだけになったミニマリストのライフスタイルが、
ベストセラー本になったりもします。
 
よくよく考えてみると、何だか滑稽で可笑しい。
 
あんなに、あれこれ欲しくて憧れて、
たくさんたくさん買って買って、見せびらかしたくて、
ギラギラしていた日本人の欲望はどこへ行ってしまったのでしょうか。
欲望は消えたの?
 
人間の欲望はそんなに簡単に消せませんよ。
形を変えただけです。
 
欲望、言い換えれば、刺激です。

 

モノ余りで、誰もがそこそこのステイタスあるモノを買える時代に退屈していた日本人に、
ミニマリズムという新しい刺激が、センセーショナルに響き渡ったのです。
 
紆余曲折、理由やきっかけは様々でも、
今、多くの日本人が、溜め込んだモノを捨て、
やれ電子レンジが無いだ、やれ炊飯器が無いだ、車が無いだ、
モノを持たない自慢を繰り広げています。
その心理は、過去の「持ってる自慢」とそう変わらないのではと感じます。
 
持っていない人の方が持ち過ぎている人より、人間的にも魂的にも優れているような、
以前とは真逆の取り上げられ方にも疑問を感じます。
 
 今、ミニマリストが評判になっているのは、
日本人がモノからもらう豊かさを十分味わい尽くし、
もはや、モノからの刺激では物足りなくなっただけで、
遅かれ早かれ、ミニマリズムという刺激にも、日本人は飽きてしまうと思います。
 
メディアは本質を誤認させています。
キワモノな部分だけを見せて、何故そうしているのか、心の内を掘り下げていない。
単に新しい刺激としてしか見せていない。
 
ミニマリズムミニマリスト、シンプルライフ、シンプリスト、
私は現在のブーム状態が早く終わって欲しいです。
 
多くの、粛々とシンプルに生きる仲間たちは、
モノの数の少なさを競っているんじゃないんです。

ひとりひとりが、自分の責任で自分向けにカスタマイズした、
ミニマムライフ、シンプルライフを生きているのです。

そこを誤解したまま、流行に乗っかってこちらへ来た人達は、
そのうち飽きて、どっかへ行くでしょうね。
 


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