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C'est ma vie. シンプリスト凪

R45、凪の、暮らしと心のシンプルライフガイド。

コンプレックスを解消してくれる夢のようなモノは存在しない。

 

誰もが羨むような美しい人にも、大富豪にも、

その人にしか分からないコンプレックスはあると思う。

それがド庶民のド一般人の私たちとなれば、

コンプレックスが無い人なんて皆無に近いんじゃないかと思う。

 

生まれ育ち、容姿、学歴、才能、職業、生活水準・・・。

その根源は、「誰かと比べる」ところから始まる。

 

小さな子供でも、自我が出てくる幼稚園児くらいから、

誰々ちゃんのお弁当は可愛いのに、とか、

誰々くんちはおもちゃがいっぱいあるのに、とか、

そういう違いに気付き、比較して、小さな胸を痛めたりする。

 

人間は自分と他人を比べることで、自分を成長させもするが、

時に自分で自分を不幸にもしてしまう。

そう、コンプレックスをこじらせるのだ。

 

思春期の頃は、色々と容姿にコンプレックスがあった。

歳とともにず太くなって、そのへんはどうでもよくなってきた(笑)けれど、

自分の努力じゃどうしようもない部分、

例えば実家がお金持ちでいつも親に援助されているとか、

芸大出て、圧倒的に音楽の才能に溢れ、技術も優れているとか、

大きい素敵な家に住む絵にかいたような幸せそうなファミリーを地で行く人とか、

とてもうらやましかった。

どうあがいても、そのうらやましい対象の人達には成り代われなかった。

 

そこで、どうしたかっていうと、

そういう羨ましい人たちがしていた、

いわゆるリア充のような事を試してみた。

素敵なレストランでお食事したり、

高いブランド店でお買い物したり、

旅先で高級なホテルに泊まったり。

そんな事をしているうちに、

ブランド店では担当が付き、お茶やお菓子が出てくるようになり、

シーズンに先駆けて、イベントに招待されるようになった。

よく通っていたデパートでは外商が付いた。

自分には縁が無いと思っていたセレブっぽい世界が、

現実のものとなっていた。

 

しばらくはそんな状況を楽しんでもいた。

でもすぐにつまらなくなった。

ブランド店も外商も、私に買い続ける事を望んでいたけれど、

色々されればされるほど気持ちは冷めて、結局はカモなんだろうなと感じていた。

 

私は、そんなに大切にされる程、何か努力したわけでも、セレブでもない。

ただ、仕事ばかりして稼いだお金で、

たくさんのモノを買っただけ。

 

モノを買っただけのただの人。

 

誰かと比べて、羨んで、

もっともっと、足りない足りないと、欲してばかりいるうちは、

どんなにモノがあっても、そのモノが素敵でも、

コンプレックスが解消することはないのだと学んだ。

 

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幸せはモノありきではない。

お金を使えば得られるものでもない。

 

これが私なんだと素の自分を認め、

持ち物だけでなく生き方や欲望までも「足るを知る」と、

コンプレックスに心を支配されることはなくなる。

解消はしないまでも。

 


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