ミニマリストとシンプリストの違いはどこか?
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ミニマリストと聞いて、どんな人を想像しますか?
独身。多くは男性。
もちろん子無し。持家無し。定住先無し。
職業は流動的かセミリタイヤか投資家かネット稼ぎ系。
取り急ぎの部屋には家具も家電もほとんどなくて、
最小限の身の回りのものだけで生きている人。
何も無い事に強くこだわり、かたくなな感じがします。
そうじゃないミニマリストさん、ごめんなさい。
私の持つイメージはこんな感じで、とっつきにくさを感じます。
もし私が独身で付き合ったとして、
彼女すらも要らなくなったと言われて捨てられそう(笑)
でも本当は、私個人はミニマリストに憧れています。
小さなトランクひとつで、世界中のどこにでも飛び立って行きたい。
けれども現実は、
私のような、家族持ち、子持ちだと、
ミニマリストよりも間口の広い、シンプリストがちょうどいいです。
家庭のお母さんがトランクひとつでどこかへ行っちゃったら、
単なる蒸発ですから・・・。
なれもしないモノになろうとしても仕方ない。
自分の宿命をさくっと認めて、
素直にシンプリスト、シンプルライフを楽しんでいます。
我が家にも、私ひとりなら、無くても暮らせるモノがたくさんあります。
例えばソファー。
テレビ周りを埋め尽くす、ゲーム関係やら映像関係機器。
趣味の道具の数々。
私は使わないけれど、家族が使っています。
家族の気持ちを無視して、全捨てするわけにはいきません。
いつも「これ、要るの~?」と聞いて回る私。(要ると言われて終了ですが)
家族に反論されないように、私個人の持ち物は増やさないように意識しています。
ミニマリストとしての自分にしか理解出来ない強いこだわり。
こだわりって、真逆な存在の各種マニアにも通じるものがあります。
ミニマリストもマニアも、
こだわっているという点においては、心持ちは似たり寄ったりと感じます。
ミニマリストでもシンプリストでも、
自分の基準で生きていけばいいかと思いますが、
周囲に不便を強いたり、
何もないこと、何にも誰にも縛られないことにこだわるあまり、
ひとりの大人として、社会貢献すら出来ないような人にはなりたくないと思います。
多くを持っていないからこそ、
しなやかに、心の余白に他者を受け入れることが出来る人、
他者の気持ちに思い重ねられる人、
そんな人が素敵だな思います。
凪