古くなっていく我が家がますます愛しい。
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昔から古い家やモノが好きだった。
今まで借りてきたいくつもの部屋も、わざわざ古い物件を選んでたくらい。
一番思い出に残っているのは、
米軍基地のそばで借りた古いマンションで、
全部タイル張りの、広いアメリカンスタイルのバスルームがお気に入りだった。
錆びた窓枠や、飴色に艶のでたキッチンキャビネットが、
これぞアメリカンハウスって感じで、それらしいインテリアを楽しんでた。
古い物件好きは今でもあんまり変わらず、
ピカピカの新品よりも、
使いこんで味が出て、その上で愛情かけて手入れされた空間に惹かれる。
だから、古くなっていく我が家がますます愛しい。
こんなこと言うと、
新築の家に住めない負け惜しみじゃんって思われるかも知れない。
確かに、
色々と事情が許せば、もう一回くらい家を建ててみたいとも思ってる。
その時は、絶対に平屋で、
海が見えて日当たりが良い場所がいいな。
以前に記事にもした、理想の間取りのスモールハウスがいいな。
それは、今はまだ遠い夢。
ヨーロッパの家々のように、築100年とかが普通だと、
その時々の住人が手をかけ、自分らしくリノベーションして住んでいる。
日本じゃ100年は気候的に無理かもしれないけれど、
不動産市場も、今ある家を生かしていく流れになればいいなぁ~なんて思う。
潜在的に古い物件好きって多いと思うんだけどな~。
今暮らしているこの家は、今年18歳になる。
日本の中古住宅の資産価値は、15年もすればほぼゼロらしい。
資産価値として世間に評価されなくても、
私にとってこの家は、むしろまだ金の卵。
この先、もっと古くなって、
出てきた味を生かしながら、
手をかけていくのが楽しみでしょうがない。
本当に少しずつ進んでる壁の漆喰塗りは、
今年こそLDK全体に進出予定。
リビングの床も白く塗りたいけれど、今はまだ家族のOKが出ない。
もっと古くなったら、
きれいになるならいいんじゃないと言ってもらえると企んでいる(笑)。
この雰囲気。
ピカピカなモノだけじゃ絶対出ない。画像お借りしました。
古い空間と、
近代的な道具の組み合わせが大好き過ぎる。
凪