キッチン収納方法やコツ。階段下の整理収納も。出張お片付けビフォーアフター後編。
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友人の、そのまた友人にご依頼を受けて、
お部屋の整理収納のアドバイスをしてまいりました。
前回、前々回の記事の続きになりますので、
詳しい状況などは、そちらの記事にてお読みください。
原則として、ここにこれを置きたいという依頼主のご希望に沿っています。
収納グッズは元からあったものを利用しています。
とにかく時間は半日しか無いということで、やってほしい順にやっていく事に。
最初に取り掛かった和室の押し入れから溢れたモノ、代表格が以下。
プリンター2台。
キャニスター型の掃除機。
プレートが何種類もあるホットプレート一式。
私「プリンターはなぜ2台あるの?」
依頼主「古い方はカラー印刷が出来なくなったけれど、まだ白黒印刷は可能だから。」
私「で、白黒印刷は今も古い方でしているの?」
依「いや、新しい方で、全部している。」
私「新しい方で事が足りている今、古いモノをわざわざ使う日はたぶん来ないよ?」
依「そうですね・・・。やっぱり要らないですよね・・・。なんかもったいなくて。」
私「分かるけど、こういうモノは一家に一台あれば十分では?」
依「そうですね。捨てます。」
同じ用途のモノは(一部例外はあれど)一家にひとつが基本というお話ししたところ、
結構驚かれたと同時に、そうなんだぁ~と妙に納得されました。
片付け界ではこれって結構常識だけれど、
普通の人には浸透していない意識なんだなと感じ、私の方が驚きました(^^;
プリンターも掃除機もホットプレートも、
出しておきたくないけれど、出し入れし易くしたいとのこと。
掃除機とプリンターは、リビングを出てすぐにある階段下収納に移動する事にしました。
階段下収納は床からの高さが70cm程度と低く、かつ奥行きがある造り。
かがんで毎日出し入れするのは少し難儀です。
こういう場所には重いモノもすんなり出し入れが出来る、引き出し式のワゴンが便利です。
元からそういうワゴンが1台あり、
旦那様がキャスターを付けたカラーボックスもありましたので、
中身を取捨選択してちょこっと整理しただけで、格段に使い勝手が良くなりました。
ワゴンにセットした段ボール(これも使い回し)に、
しょっちゅう出し入れする掃除機一式を投げ込み収納。
高さがない収納の為、立てて置けないのも理由にあるけれど、
掃除機のような自立させるのがいちいち面倒なモノに、
投げ込み式が楽という理由でもあります。
段ボールの中には、コロコロテープ等、掃除関連のモノも入れました。
掃除用品はココ、っと住所決め。
もう一つのカラボ+キャスターの中には、DIY用品などを収納。
上にはプリンターを置きました。
掃除機もプリンターも重さがあるモノなので、
キャスターに乗っていれば出し入れが楽なんです。
アフターです。(ビフォーの写真無し)
ホットプレート一式はどこへ行ったかというと。
シンク下の引き出し収納が、もう贅沢なくらいスペースがあるのにも関わらず、
適当にざっくりとモノが入っていただけだったので(^^;、
少し整頓してそちらに移して即解決。
5人家族で週に1度は使うとのこと。
それならなおの事、キッチンのゴールデンゾーンに収納した方がいいです。
キッチンのストッカーのビフォー。
食材の在庫や使いかけ、ビニール袋、壊れた家電、本、切り抜き、
もうしっちゃかめっちゃかに入ってました。
とても使いやすいはずの造り付けストッカーなのに、本当にもったいない!
アフターです。
まずは未開封の在庫と使用中のものに仕分け。
中段の、手も目も届きやすいゴールデンゾーンに、
開封済みの乾物、粉モノ、調味料、お茶類など、カゴでざっくりと分類して置きます。
ここまでは結構誰でもやってる事。
ここからが凪直伝、誰にでも優しいユニバーサル収納です。
キッチンは「出しやすく仕舞いやすい」原則に加え、
「何がどれだけあるか見える」事が、特に大事な場所だと考えます。
依頼主が元々使っていたカゴだと、全面がクローズドになっている為パッと見て分かりづらい。
なので、こういうストッカーの中を仕分ける用途のカゴは、
全面がメッシュ、もしくは透明(半透明)のものの方がいいのだと提案しました。
元々のカゴの前はクローズドでしたが、裏面はメッシュ仕様だったので、
表裏を変えて入れる事で、見やすさが全然違う事を実感してもらいました。
ここでも「ほぉ~」「へぇ~」と感嘆の嵐でした(笑)
目にうるさければ、扉閉めちゃえばいいんですよ。
これから100均などで、現在のカゴを買い替えたり、買い足したりする時は、
可視を基準に選ぶといいよとアドバイスしました。
100均の凪おススメカゴは過去記事に詳しく書いてます。
上の方には在庫を、あえてカゴなどに入れず、ぱっと目に入るように並べました。
スーパーの陳列棚も同じですよね。
いちいちカゴやケースなんかに入って陳列されていませんよね。
そのまま置く方が、どこに何がいくつあるのか、誰が見てもすぐに分かります。
これぞ、ユニバーサル収納!
雑談の中で、細かいきっちりした仕分けやラベリングが好きじゃないとおっしゃっていて、
でも重複買いがお悩みだった依頼主には、こうして隠さない収納がベストです。
下段の方には、お米や古新聞など重いモノを取り出しやすい位置に。
リビングに出しっぱなしだった紙ゴミ用の紙袋もここへ納めました。
本棚から溢れて積まれていた本も置くスペースが出来ましたが、
本は近いうちリビングの本棚を整理して、そちらへ移動出来ればいいかなと思います。
そうすれば低い位置にもまた食材などを見やすく入れる事が出来ますしね。
瓶などの重い食材在庫も、地震などを考えると本当は下の段が良いですしね。
ここまででタイムアップ。
11時から始めて、ランチタイムを挟んで17時半でした。
ワイワイと和やかにやったので、依頼主が苦手な作業も楽しくやれたと思います。
まだまだ、やらなきゃいけない場所だらけですが、
この日お伝えしたコツを他にも応用してやってみてくださるそうです。
良かった良かった(^^)
凪
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